MY HERO’S INTERVIEW

現在、人気美容家としてご活躍の深澤亜希さん。透明感のある素肌にしなやかな美貌、それに伴った強い意志のある素敵な女性です。
誰もがあこがれを持つ理想の女性像。ここへ至った彼女の生い立ちからお伺いしたいと思います。


GUEST プロフィール
深澤亜希 Aki Fukasawa
1977年生まれ。幼少期をタイで過ごし、高校はアメリカへ留学。現在は、書籍の執筆、女性誌やTVなど各メディアへの出演、 広告への出演・監修、化粧品会社・美容施設のコンサルティング、商品開発、またアジアでも書籍を出版、イベント出演、など幅広く活躍。
【著書】
「白ツヤたまご肌のつくりかた シミのできない魔法の美白ルール40」(三空出版)
「7日間で恋もキレイも手に入る! 魔法の美人プログラム」(大和書房)など。
今月新刊が発売予定。

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Vol.4『ポジティブ脳に変える』

立河:さて最終回。前回は感情を変えられない時は行動を変えるというポイントを教えていただきました。例えば合わないと感じる人は誰にでもいると思うんです。亜希ちゃんはそういうときはどうするの?

深澤:人って、距離感が大事だと思うんです。それさえうまくやれば誰とでも付き合えると思っています。例えばこの人とは1年に1回だけ会う、人によっては1週間に1回会う、などその距離感を守っていれば一生仲良くお付き合いできますよね。嫌な人がいたとしても地球の果てで元気に暮らしてねという感覚です。(笑)

立河:昔からそういうタイプ?

深澤:いえ、20代の頃は違いました。嫌な人とはケンカもするし、相手が目上の人だろうと、誰だろうと思ったことをはっきり言っていました。でもそこで学びました。敵を作っていいことは一つもないなって。(笑)

立河:20代で肌のことも、人間関係も学んだんですね。

深澤:だから大変でした。その時代は黒い服ばかりを着て、人に心を閉ざしていたような気がします。特に20代前半はそうでした。

立河:20代前半は何をしていたんですか?

深澤:美容雑誌のライターや編集をしていました。大学を卒業すると同時に始め、一度も会社に入らずに最初から自分ひとりで始めました。

立河:企業に就職せず、どうしてフリーで美容ライターの仕事をしようと?

深澤:はじめは大した動機ではありませんでした。尖っていた時代だったので(笑)就職活動にしてもそうですが、人と同じような服を着るとか、同じような行動をするのが凄く苦手で。毎日会社に行き、よく知らない上司の言うことを聞くのも想像できませんでしたね。。(笑)

 

立河:あははは。文章を書くということが好きだったの?

深澤:そうなんです。昔から文章や手紙を書いたりするのが好きでした。最初に美容ライターを選んだのは書きながら最先端の美容の情報を知ることができて、自分もキレイになれたらいいな、楽しそうだな、という感覚でした。 そこで、まずは本屋さんへ行って情報量の一番多い美容誌を探して、これなら新人でも書く機会を与えてもらえるかなと思った雑誌の編集部に、その場で電話をしました。 すると履歴書を送ってくださいと言われましたが、送っても先方からいつ連絡が来るかもわからないものを待っているのは時間のロス、と思い、直接会いに行きました(笑) そこで私ならこういう記事が読みたい、とかこんな記事が書きたいなんて生意気なことを言っていたら、君、面白いから来月から書かせてあげるよと言っていただいて。 そこから美容ライターとしての仕事が始まりました。

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立河:すごい行動力!

深澤:ガッツと気合いだと思います。帰ってから面接していただいた方に感謝と御礼のお手紙も書きました。(笑)そのあとは、自分の書いたクレジット入りの記事を全部スクラップして、他の有名雑誌社に営業に回りました。コネもお金もありませんでしたが、ガッツだけはありました。(笑)

立河:様々な取材を通して、美容の勉強もされた事と思います。美容ライターから美容家へと転身したのはどうしてですか?

深澤:ライターは時に広告記事を書くのも仕事です。取材しながら自分がそうとは思っていなくても仕事だからという理由で、いいものだと書かなければならなかったことに、20代当時の私はすごく胸が痛みました。今思えば、そのお化粧品が自分に合わないだけで、他の方には合うものだったかもしれません…。が、そんなことがあり、自分が本当に良いと思うものだけを発信できる立場にならないと、私はこの仕事を長く続けられないなと思いました。

立河:あははは。その時代から正直だったんですね。

深澤:それで、ライターはやめて、美容家に転向しました。29歳の時、初めて「7日間で恋もキレイも手に入る!魔法の美人プログラム」という初の美容本を出しました。

立河:先日、新刊「人より輝く魔法」が発売されましたね。こちらは物を使ってキレイになるというよりはマインドに焦点を当てていらっしゃいます。亜希ちゃんのお話を伺っているとポジティブに考えることで様々なことが好転しそう。

深澤:たくさんのポジティブになるマインドビューティのお話を書かせて頂きましたが、まずみなさんに是非やってみていただきたいのは「笑顔」です。これは世界中の心理学や医学で研究されていますが、脳は実は騙されやすい側面をもっています。例えば梅干しが酸っぱいことは知っていますよね。それを食べなくても、想像しただけでも唾液が出てくるのは脳の錯覚です。面白くなくても笑顔を作ってみることで脳が錯覚して楽しい気持ちになるそうです。特に女性は笑顔を習慣にして損はないですよね。

立河:そうね。笑顔は自分のみならず、人をも幸福な気持ちにさせてくれます。これは魔法と言えますね。

深澤:今回の著書にも書きましたが、人は「楽しいから笑っているのではなくて、笑っているから楽しくなる」とも言われています。 同じく、感謝もそうです。感謝することがあったから感謝するのではなく、感謝しているから幸せになる。ということなんです。そして「人の悪口を言うとブスになる」「人の悪口や愚痴を言っていると健康を害して寿命が短くなる」というデーターもあります。

立河:ネガティブな言動は美容に限らず健康にまで影響するんですね。 体調も肌も、人間関係も、自分のことをちゃんと知り、コントロールができるようになると亜希ちゃんのようにイキイキとキレイでいられるんですね! 最後に亜希ちゃんのアイデンティティをお聞かせください。

深澤:女性の美しさや、女性として美しくなる方法をずっと研究し、発信していくことですね。 “キレイになる”ということは、一見簡単なようで、実はとっても奥が深いものです。 肌を磨いたり、ダイエットをしたりして、外見を整えればキレイになるかというと、そうではない。 目鼻立ちがとてもキレイになのにキレイに見えない人っていますよね。 逆に、特別顔がキレイというわけではないけれど、すごくキレイに見える人もいます。 その違いは、美意識や生き方、つまりは考え方の違いが外見に表れているのだと思うのですが、 そういった、内面も外見もバランス良く美しく輝く女性になる方法を、 これからもずっと研究し、発信していきたいと思っています。

Special thanks,,END


Thank you messege from Noriko Tachikawa

深澤亜希さま
今回対談させていただいて、読者のみならず私も改めて勉強になりました。そして原稿のやり取りなども通し、亜希ちゃんの誠実な仕事ぶりが伝わってきました。
ポジティブな思考、行動力、優しさと強さを持ち合わせている亜希ちゃんに魅了されているファンも多いはず。これからも世の女性のお手本として輝き続けてくださいね。

取材/文 タチカワ ノリコ
Photo : Takeru


“キレイ”の迷子になった女性へおススメ。きっとバイブルになるでしょう。 深澤亜希さん新刊著書 「人より輝く魔法」宝島社より全国書店、Amazonなどで発売中。

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「What is your identity? MY HERO’S INTERVIEW」
次回は、新しいゲストをお迎えいたします。お楽しみに!

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