MY HERO’S INTERVIEW

Vol.4『今、やりたいことをやる』

立河宜子(以下、立河):みゆきのマストアイテムを見せてください。

佐谷みゆき(以下、佐谷):これです。手帳なの。

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立河:わ、分厚い。

佐谷:仕事と家庭と私生活と、いろいろとバランスを取るのはこの手帳にかかっているの。

立河:そうなのね! この手帳にはそのすべてが書いてあるってこと?

佐谷:息子たちの予定と、私の予定を調整しないといけないし、あとは仕事のシフトについてはもちろんなんだけど、時間外にもしないといけないこととあるからね。マンスリーTODOリスト、ウィークリーTODOリストがあって、毎日朝は、TODOリストを書くことから始まるの。今日することを書きだすというか。

立河:すごい、偉いね!

佐谷:それをしないと抜けちゃうからね。提出物の期限も多いし、スタッフ達の提出物もすごい大量にあるのよ。何月何日までに5人の論文みないといけないとか。家でも長男の提出物忘れちゃいましたとか、保護者会の日を間違えたりとかできないでしょ? これを書いていたってやらかしちゃうんだから(笑)。

立河:あははははは。じゃあ、これを失くしたらすべての予定がわからなくなってしまうの?

佐谷:心配だから一応携帯のスケジュールにも入れているけどね。でも、携帯もよくなくなるじゃない?

立河:……。

佐谷:手帳より携帯のほうがなくす頻度が高いの。あと、トイレにポチャンって落として濡れたり。

立河:私、落としたことない……。もー! そうとこ、きちんとしてないんだよね(笑)。

佐谷:あはははは。そう、ちゃんとしてないね(笑)。だから書かないといけないのよ。

立河:どうしてピンクを選んだの?

佐谷:年々ピンクが好きになっちゃってね。師長机のところもピンクだらけだよ。

立河:そういえばみゆきの結婚式のお色直し! 扉が開いたら“ド”ピンクの衣装で登場して、全員で大爆笑した!

佐谷:ほーんと、失礼だよね、結婚式なのにさ、扉開いたとたん大爆笑されるんだよ(笑)。

立河:あの衣装選ぶみゆきはさすがだって! あんなに笑った結婚式、後にも先にもないよ〜。

佐谷:宜子がいたテーブルが一番盛り上がってた。

立河:あははははは。

佐谷:高砂席から、『あそこ盛り上がっててずるい! ちょっとそっちで飲ませてよ』って思ってた(笑)。楽しかったね、結婚式。

立河:本当に楽しかった。みゆきはこのギャップがねいいのよ。仕事の時の思いやりの深さっていったら右にでるものはいないし、自分を律する厳しさも持ちながら本当に慈愛に満ちてる。でもナース服を脱ぐと笑わせてくれるの!

佐谷:本当にねぇ(笑)。

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立河:では、最後にアイデンティティについて聞かせてください。

佐谷:うーん、そうだなぁ……。今、やりたいと思ったことをやる。

立河:なるほど。今を生きるってことね、それはすべてにおいてってことよね? 仕事に関してもプライベートに関しても?

佐谷:そうだね、すべてだね。

立河:些細なこともでしょ? 今食べたいからダイエットとか考えずに食べる、そして明日加圧がんばろう。……でしょ?

佐谷:そうだね(笑)その通り!

立河:旅行したいって思ったら行くでしょ? アクティブに動く!……でしょ?

佐谷:あはははは! そうそう、行きたいと思ったら行っちゃうね(笑)

立河:“今、やりたいことをやる”か、みゆきらしいね。私も真似します。本当に今日はありがとうございました。

佐谷:ありがとうございました。

〜*〜*〜*〜* Thank you messege from Noriko Tachikawa *〜*〜*〜*〜

佐谷みゆきさま

知り合って14年。私の人生を大きく変えてくれた友達。真正面から命と向き合う仕事をして、今ではその仕事をする人たちを育てる立場になり、常に前に進むことをやめないみゆきを尊敬しています。病気で入院した患者として、また患者の家族としての両方を経験している私にとって、看護師さんの思いやりある言動は大きな支えとなりました。また私が入院することがあったら看護お願いね。これからも変わらず慈愛に満ちたみゆきで活躍してください。

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許可をいただき、職場へお邪魔いたしました。

取材/文 SUZUKA YAKABE

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「What is your identity? MY HERO’S INTERVIEW」
次回は、新しいゲストをお迎えいたします。お楽しみに!

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