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MY HERO’S INTERVIEW

GUEST プロフィール
高原美由紀さん
一級建築士 スペースデザイナー
科学的知見と美的センスを融合させ、「ただ美しいだけではない、心身にプラスに働きかける空間」を導き出すデザイナー。心理学、脳科学、行動科学など人間科学を空間デザイン活用している。早稲田大学大学院・人間研究科にて環境行動学、環境心理学を研究中。
インテリアプランナー、カラーコーディナーター1級、住環境福祉コーディネーター2級、キッチンスペシャリスト、ライティングコーディネーター、栄養士、ライフコーチなど多岐にわたり資格を取得し活躍中。

有限会社カサゴラコーポレーション一級建築士事務所
http://casagora.net


私の父方の祖父が大工、父の代から家具の製造販売をして現在兄が継いでいる環境で、実は住まいやインテリアにとても興味がありました。居住空間、配色、コーディネート、家具の高さ、配置などなど、人間工学的にわずかなことで人の心理や健康に及ぼすものはとても大きいことがわかっています。今回は一級建築士でもあり行動学、脳科学、心理学も用いて作るスペースデザイナーの第一人者である高原美由紀さんをゲストにお迎えして自分に合う空間についてインタビューさせていただきます。

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Vol.3 空間はブレイクスルー

立河:自分が身を置く空間はとても大切です。それによって健康にも病気にもなると私は思っています。そういったメソッドに沿って自分でも気づかない心理的なものや日常の癖を発見し美由紀さんにデザインしてもらえるなんて贅沢ですね。

高原:ありがとうございます。ですが何かのチラシだったり、媒体だったりのちょっとしたものを見聞きしただけですとなかなか真意が伝わらないという難しさがあるんです。

立河:そうなんですね。私にはとても興味深いし、それってあるよね、と、とても共感できるので、美由紀さんの推奨していることがわからない人の気持ちがわかりません。(笑)

高原:ありがとう。(笑)

立河:心理に基づいた人との心地よい距離感を作るパーソナルスペース、コミニュケーションが取りやすいように、またその逆のプライバシーを確保するための家具の配置など公共の場や自身が日々いる空間でも考えて作られているものなんですよね。

高原:そうなんです。スズメだってそうよ。猫だって。パーソナルスペースがあって同じ間隔でとまっていたり寝ていたりするの。(笑)

立河:人間も動物。

高原:そう。空間って実は何を基にしたらいいかというと、人間は動物だから生命維持と種の保存ができることが大事なんです。人間の動物としての生息環境を整えた上で、愛とつながり、その方のニーズを満たす空間作りが必要です。

立河:そういった基本がある中でどんどん突き詰めて勉強していくとまだ更に知りたいことが増えていくということで美由紀さんの探究心は底がないんですね。

高原:人間を知ろうと思ったら無限ですよね。自分自身のことも100%知れないし。

立河:本当に。

高原:自分のことを知ることがまずは第一歩だなというのがあって、色々なセミナーに行って学んでいます。常に探求してるの。

立河:セミナーではどんなことをするんですか?

高原:生い立ちや過去の経験から“こうあらなければならない”とか、“こうするべきだ”“自分はこんな人だ”というイメージやあらねばならないという制限があったりしますよね。ブレイクスルーと言って、その壁を打ち破って自分を剥ぎ、脱ぎ捨てていくんです。

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立河:ブレイクスルー!自分を打破すると人へも愛を持って接することができますよね。

高原:うん。ブレイクスルーして、10年前の壁は抜けたけど、まだ20年前のは残ってるとか、実は3日前にまたできたとか。捉え方によってはきりがないんです。こうやったらうまくいかなかった、私ってこんなやり方してるからダメだ、と考えることでまた一つの制限ができちゃう。

立河:本当に!それを感じることでまた身動きが取れなくなっちゃう。

高原:いかに自然に輝いて心穏やかに愛ある生き方ができるようになるかを実現化していく一つの方法として、枠の外の領域に踏み込んでいくことなんです。

立河:うん。自分をわかると人のことも理解できますよね。それをやったとき、美由紀さんの中で何か変化はありましたか?

高原:最初はね、本当に具合悪かったの。(笑)3日間くらい、ふらふらになってもう何もできない、何も食べれないしお腹は壊しちゃうし、8キロくらい痩せてげっそりしました。

立河:それはストレスだったの?

高原:怖さがあったんでしょうね。自分が向かっていた壁があまりにも怖くて、見たくないものがそこにはあって。そこに直面しなくちゃならないんです。

立河:それは勇気がいりますね。そこから何か変わりましたか?

高原:選ぶものに変化がありました。配色もカラフルになって。今日はこの服を着てるけどオレンジの上着を着ようと思ったのに何となくやめてきました。

立河:私も同じ色の服。何かあるんですよね。(笑)

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高原:そうね。波長を合わせたの。(笑)同調してるの。今。

立河:あはははは。ありがとう。さて、美由紀さんの仕事は人が幸せになる空間を作ることが目的にしていらっしゃると。

高原:多くの方は、自分が欲しいものを他の方に提供しようと仕事にしているんじゃないかなと思うんです。それを一生懸命やっているのはそういうことなんじゃないかな。住まいって「あなたはここにいていいんだよ」「ここにいるのに十分な存在なんだよ」「生きていることは嬉しくてすばらしいことなんだよ」って感じられる場所であるということが重要だと思います。

立河:自分の大切な居場所ですもんね。そこから脳科学、心理学に基づいた空間を考案するようになったんですね。愛を与え自分を認めてあげる環境も含めて。ただ、性格もありますよね?

高原:あります。その方のパーソナリティですね。空間、好み、体験などによって変わってきます。でも人間のほぼ共通するものとしてベイシックで原則的な部分があるんです。例えば視野。パッと見たときは60度くらい、立って歩いているときの目線は水平よりも少し下がっているわけだから注目させたいものをどこに置いたらいいかなど、行動共通点はいくつもあります。

立河:本当だ。無意識にものを見ると確かに上は向いていないですね。ちょっと下を見てます。面白いですね。

高原:スーパーなどの棚の配置もそういった行動に基づいているんです。

立河:それを元に動線が作られているんですね。

高原:そうです。面白いでしょう?住宅でも左側が重要なんですよ。

立河:左側?

高原:はい。パッと見たときにいいな、素敵だな、広いな、明るいな、可愛いな、好きだな、という感覚的なことは最初に右脳が処理します。それは視野の左半分の情報なんです。だから部屋に入るとき、座っているときなど左側の印象が重要なんです。

立河:へぇ!

高原:落ち着かないという方の家を見てみると例えばいつも座っている場所の左側にある本棚がぐちゃぐちゃだったり。ここを片付けるだけで解消することが多いんです。

立河:そんな簡単なこと?

高原:うなの。人間の心理・行動の原則を知るとすごくシンプルだったりします。

取材/文 タチカワ ノリコ
Photo Takeru

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