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MY HERO’S INTERVIEW

GUEST プロフィール
高原美由紀さん
一級建築士 スペースデザイナー
科学的知見と美的センスを融合させ、「ただ美しいだけではない、心身にプラスに働きかける空間」を導き出すデザイナー。心理学、脳科学、行動科学など人間科学を空間デザイン活用している。早稲田大学大学院・人間研究科にて環境行動学、環境心理学を研究中。
インテリアプランナー、カラーコーディナーター1級、住環境福祉コーディネーター2級、キッチンスペシャリスト、ライティングコーディネーター、栄養士、ライフコーチなど多岐にわたり資格を取得し活躍中。

有限会社カサゴラコーポレーション一級建築士事務所
http://casagora.net


私の父方の祖父が大工、父の代から家具の製造販売をして現在兄が継いでいる環境で、実は住まいやインテリアにとても興味がありました。居住空間、配色、コーディネート、家具の高さ、配置などなど、人間工学的にわずかなことで人の心理や健康に及ぼすものはとても大きいことがわかっています。今回は一級建築士でもあり行動学、脳科学、心理学も用いて作るスペースデザイナーの第一人者である高原美由紀さんをゲストにお迎えして自分に合う空間についてインタビューさせていただきます。

MY HERO’S INTERVIEW

Vol.2 愛のある空間

立河:1級建築士の資格を取るまでは現場の経験もたくさん積まれたそうですね。

高原:はい。最初は2級建築士の資格を取り、実務が4年間ないと1級を受験できませんのでその間にインテリアコーディナーターやインテリアプランナー、キッチンスペシャリストなどの資格をとって自分をブラッシュアップしていました。

立河:すごいですね。そのモチベーションは人をもっと知りたいという意欲からですか?

高原:人にいい影響を与えられる空間を提供するにはどうしたらいいんだろう?という興味ですね。

立河:ここまで資格を取るためにはかなり集中して勉強されたと思います。そしてクライアントの要望を叶えるためにはインテリアの仕事は千差万別で調べ物も多いですよね。心身ともに参ったりしませんか?

高原:それがとても好きなんです。当時はそれだけの物件を持っているのに夜9時頃社長が会社に来てこれ、朝9時までにプレゼンやってくれる人いる?と言われるとはい!はい!はい!!って手を挙げていました。(笑)

立河:どうしてそんなにやる気があるんでしょう?

高原:どうしかしらね。今も変わらないんですよね。もっと知りたい、もっとできるようになりたいと思うんです。ここでいいというのはないんですよね。

立河:満足はしないから次のことにトライしよう、チャレンジしようと思う?

高原:満足はしているんですよ。でもその先に更にあるとしたら?というのを探してしまうんです。(笑)これをやったらもっとよくなるかな?とか。

立河:そうすると落としどころは?

高原:プランにおいては納得できるところがあるんです。このお客様にはここだな、このご提案をすればお客様が描いている以上のものをご提供できるというポイントがあるんです。

立河:それは感覚的なもの?

高原:元々は感覚だったんです。それがだんだん大人になってくると人に説明する必要が出てきちゃったんです。(笑)例えばスタッフや、講師をしているときの生徒さんなどにもね。そうなったとき具体的に説明するには理論が必要になって理論体系を作ったんですね。そしてお客様に喜んでいただける空間をご提供できるんです。

立河:たくさんの資格を取られたのもお客様の要望をヒアリングして、お客様ご自身が気付いていない感覚的な部分までもより心地よい空間を理論的に提供できるようにするためだったんですね。現在は建築が主ですか?

高原:リフォームです。なぜかというとたくさんのお客様のお話を伺っていると何らかの問題があってお困りでご相談にいらっしゃるんです。多くの方の住まいはその人が幸せになるようにできていないことが多く、供給されている空間自体がその方のニーズ、本当に欲しいものを実現できていないからこの問題が起きているんだということに気づいたんです。

立河:よくわかります。特に建売住宅やマンションなどは予算などがあるから当然そうですよね。使ってみるとわかることってあります。

高原:すると新しく建築する家は0から始まるので問題を解決してくれる人はまだ他にいるんですね。だけどすでに問題を持っている方は度合いが高いんです。予算や元々の建物などの制約がいっぱいあって。だからリフォームの方がこれまでの経験をより発揮して活かすことができると思ったんです。

立河:なるほど。こんなに研究熱心で勉強家な美由紀さんが形成されたのはどんな影響があったんですか?

高原:うーん。。。そうですね。。。それでいうのなら愛を求めていたということですね。子供の頃から愛されたいという気持ちを持っていました。そしてお客様のご要望もそこにあることがわかりました。“住まいに科学”と言っているけれど、本当の一番は愛なんですよ。愛のある住まい、愛のある関係。

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立河:わかります。根元はそこだったんですね。

高原:多分そこです。だから見た目を格好良くするだけではダメなんですよ。

立河:そうですよね。そこには温もりや安心感があったり・・・。それで探求していらっしゃるんですね。人にはそれぞれの愛の形があるからそれを具現化するのがミッションだと。

高原:みんな幸せになりたいというのは何かと言うと愛が欲しいんだと思うんです。愛を感じたい、感じて生きていきたい。人との関係、人との距離、ものにも愛があるじゃないですか。動物にもね。その人から始まり、その人の求める愛、こんな環境にいたら自分が喜んでいられるというその環境をいかに提供できるかを探求しているんです。

立河:美由紀さんは本当に素敵なミッションを持ったお仕事ですね。美由紀さんはクライアントの気持ちを汲みそれを具現化し、提供していらっしゃいますが、美由紀さんご自身の愛は満たされていますか?

高原:うん。愛はね、一人でも満たすことができるんですよ。一人でと言うのは、人からもらって満たされるのではなく自分から自分に与える。誰かパートナーがいて相手からもらえているから満たされているというものではなくて、自分を肯定すること、些細な喜びでも全て自分に還元するんです。

立河:素敵ですね!そんな風に思えるようになったのはいつからですか?

高原:それがストン、と入ったのが実は1年くらい前ですね。それで子どもみたいに嬉しくなっちゃったんです。(笑)

立河:だから美由紀さんは輝いていらっしゃるんですね。その中で仕事が忙しかったり、日常のいろんなことがあったりで嫌になることは?

高原:いつもクタクタですよ。精神的には落ち込むこともたくさんあります。この仕事向かないのかな?とかね。

立河:それはどんなことが起こった時?

高原:イメージしたことが実現できなかった時ですね。私が提唱している脳科学や心理学を用いた空間デザインは他にやってる方がいないんです。だから結構孤独にこの世界を切り開いて行っているんです。ですから私の考えに共感してくれる仲間を集めていて、セミナーなども行っています。見つけ出してアウトプットし、そこで体系化してまたアウトプットを繰り返します。それがデザインだったり、セミナーだったりするわけですが、残念ながら理解されないことも多いんです。

立河:その脳科学、心理学を用いた空間デザインのこと?

高原:そうなんです。そんなことみんな考えていないよ、ローンを払うのが大変だしとにかく家が欲しいんだよ、みたいなことで。

立河:一般的にそういった脳科学、心理学的なものの興味や理解の有無はあるとして、美由紀さんがするその空間デザインはそれによって料金が高くなってしまったりするんですか?

高原:いいえ。それは最初の打ち合わせの時間を深くとるというだけです。実は打ち合わせの時間自体は短いんです。例えば皆さんが5回くらいかけてするものを2時間ほどで終わらせるメソッドがあります。それを使って質問させていただきます。いきなり質問攻めのように感じてしまわれないように、インタビューさせていただくことはお客様に理解して進めさせていただきます。

立河:それって他にはないから嬉しい!自分が無意識に求めているものがわかることもありますよね。

取材/文 タチカワ ノリコ
Photo Takeru

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To be continue Vol.3

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